全学徒隊の碑
沖縄戦で、当時の沖縄県内に21あった旧制中等学校の生徒たちが「学徒隊」として戦場に動員された史実を後世に伝えようと、沖縄県が糸満市摩文仁の平和祈念公園に「全学徒隊の碑」を今年3月に建立している。
6月24日に平和祈念公園へと足を運んだ。慰霊の日の翌日だったが、献花に来た人がたくさんいた。
碑文をそのまま紹介します。
戦前、沖縄には21の師範学校・中等学校がありました。沖縄戦では、これらすべての学校の生徒たちが戦場に動員されました。 男子生徒は主に14歳から19歳で、上級生が「鉄血勤皇隊」に、下級生が「通信隊」に編成されました。鉄血勤皇隊は、軍の物資運搬や爆撃で破壊された橋の補修などにあたり、通信隊は、爆撃で切断された電話線の修復、電報の配達などの任務に従事しました。 女子学徒は主に15歳から19歳で、陸軍病院や野戦病院などで負傷兵の看護活動にあたりました。激しい戦果の中、多くの生徒が犠牲になりました。このことを広く伝え、世界の恒久平和を願い、ここに全学徒隊の碑を建立します。
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